オンライン多肉狩り、今回は多肉植物生産農家【
Cacto-Loco】さんから。
梅雨で日照時間が短い+庭の住人(猫と虫)被害で傷み気味な多肉コーナーに活を入れるべく
今持っていない品種と、やや小さめのを注文してみた。
今回届いたのはこちら。
ベンケイソウ科グラプトセダム属 フランチェスコ・バルディ(秋麗)
学名:Graptosedum 'Francesco Baldi'
育成:夏型 越冬0℃ 茎立ちタイプ
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
かつて傷んだ株をプランターに完全放置したらわんさか暴れた強者、秋麗。
朧月(Graptopetalum paraguayensis)×乙女心(Sedum pachyphyllum)の交配種。
グラプトペタルムとして扱われていたりするけど、紅葉すると乙女心の雰囲気がちょっと出てくる。
ベンケイソウ科エケベリア属 パウダーブルー
学名:Echeveria 'Powder Blue'
育成:春秋型 越冬-1℃ ロゼットタイプ
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
カンテ(Echeveria cante)×ラウィ(Echeveria lauii)の交配種。
白粉多めの青みがかった葉を如何に美しく育てるかが試される品種である。
けっこう大きくなるらしい。
ベンケイソウ科パキフィツム属 オビフェルム?(月美人?)
学名:Pachyphytum oviferum?
育成:春秋型 越冬-3℃
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
なぜ「?」かというと、美人パキの混乱のためである。
一応、星美人=ブラクテオサム、月美人=
オビフェルム説が個人的には強いのだけど、人によってお店によって主張が違うから結局はっきりとは分からない。
この株は月美人として買ったけど、葉の色が暖色系=ブラクテオサムっぽい=星美人かも?という…
やはり花を咲かせてみる必要がありそう。
ベンケイソウ科セダム属 ロッティ(クラバツム?)
学名:
Sedum sp. ’Rotty’ (=Sedum clavatum?)
育成:春秋型 越冬-1℃
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
ふっくらとした白粉つきの青白い葉。
ミロッティと呼ばれることもあるけど、これは誤称であることがわかっている。
(そもセダムにミロッティはいない)
ロッティ=クラバツム説もあって、確かに似ているケースがあるのだけど、そもそも市場が混乱しているから、たまたま同じものが別の名前で集まるということもあるし。
比べてみるとやはり色合いや張り具合が違う…ような…気も…?
ベンケイソウ科セダム属 クラバツム
学名:Sedum clavatum
育成:春秋型 越冬-3℃ ロゼットタイプ
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
これはクラバツム。
恐らく同じような生育環境だった筈だけど、比べてみると色も違うし、ロッティと比べて葉がやや細いというか、根元が括れているというか。(ロッティはもっと丸いフォルム)
白粉の厚みも違うから、やっぱり同一種ではないのではないか?
まあ、違いといってもほとんど誤差レベルだし、別だとしてものすごい近い交配種だとは思うけれど。
ベンケイソウ科エケベリア属 プロリフィカ
学名:Echeveria prolifica
育成:春秋型 越冬-9℃ ランナー子吹きタイプ
増やし方:カット芽挿し、葉挿し、子吹き
セダム「プロリフェラ」で販売されていたけど、正式にはエケベリア「プロリフィカ」。
小さなロゼットを形成するエケベリアで、ランナーを伸ばして群生する。
…筈なのだけど…
今回5鉢買って、それぞれ3株ずつ入っていたのに、ひとつもランナーが出ていない。
この大きさならランナーひょろひょろ出てていい頃なのに。
葉も開いてるし、時期的なもの?
ちなみにセダム「リトルビューティー(Sedum 'Little Beauty')」との判別ポイントは、
・プロリフィカ:ランナーで子株を周囲へ伸ばす
・リトルビューティー:茎立ちして根元から子吹きする
だそうで。
質感も紅葉の色も花も違うから、名札を盲信しなければ間違わないとは思うけど。
今回のCacto-Loco便は以上でした。
これだけ雨曇りが続くと、流石にどれもプリップリとはいかないものです。
秋にはキュッと締まった株になるといいな。