ベンケイソウ科ブリオフィルム属 クレナトダイグレモンティアヌム(子宝草/クローンコエ)
学名:Bryophyllum 'Crenatodaigremontianum'
生育:夏型 越冬5℃
増やし方:カット芽挿し、子吹き
葉の一枚一枚からたくさんの子芽が生まれ、その子芽の葉から孫も生まれ…
どんどん増えるおそろし系多肉。
触るとポロッと落ちる子芽は土に根を下ろし、すぐに成長して新たな子芽が生まれる。
胡蝶の舞(B. crenatum)とシコロ弁慶草(B. daigremontianum)の
交配種だが、コダカラベンケイと混同されることも多い。
「ハカラメ」という名前でも売られていた。
ブリオフィルムとカランコエの区別が曖昧になりがちな市場ではカランコエとして流通することも多いが、とりあえず葉の縁から子芽が出るものはブリオフィルムに分類されるらしい。
ホームセンターで出会ったこの一株から多肉植物にはまり、ひとしきり殖やしたものの
忙しさにかまけて水やりも越冬対策もせず戸外で放置していた筈だが、
軒下に降りこむわずかな雨水で生き抜いたのだろう、親株だけは平気で子芽を落とし続けていた。
また、植える先のなかった子芽を捨てられず小さな箱に仕舞い込んで、何年か経って開けてみたらすこしやわらかくなった程度で普通に生きていたのには驚いた。
寒さには強くないものの、このおそるべき生への執着はどこからくるのだろうか?
追記:2021/10/29
転居直後。寒くなってきたせいか、子株わっさり。
ほんのりピンクに縁どられる紅葉も綺麗。

追記:2022/12/18
新居の寒さにやられてあっというまにジュレってくんにゃり…
こんなに毎日氷点下だと、土がカラカラでも厳しかった模様。
ただし一緒に植わってる高砂の翁やリトルビューティーは全く無傷なので、この子が寒がりだったのだね。
救出した子株が育つと良いのだが。
追記:2022/05/01
子株の大きさが変わっていない……つまり、こやつにとってはよっぽど寒いのかな?
今年の冬からは室内飼いに転換してみようか。